ANAマイルとJALマイルの貯め方の違いを比較!初心者向けのオススメの貯め方「2024年版」
※2019年4月03日更新
この記事はマイル初心者の方へ向けた記事になっています。これから少しずつマイルを貯めようと思っている方のために、マイルの貯め方、マイル会員の登録の仕方、等を解説しています。
僕が初めてマイルを貯めようと思ったときのことを思い出しながら書いてみました。当時の自分が疑問だった「そもそもANAやJALのマイル会員になるにはどうしたらいいの?」というような、いまさら聞けないことを分かりやすくまとめたつもりです。
まずは年間10万マイルをイメージしていきましょう。
マイルを効率よく貯めるには、少なからず知識や情報が必要なので、しっかり学んでいただければと思います。
マイル初心者の方が最初にやっておくべき4つのステップ
「マイルをたくさん貯める」には「飛行機にたくさん乗る必要がある」と勘違いしてる方が多いのが現状です。
「マイル」というものは、簡単に言うと航空会社のポイント制度のことなので、もちろん飛行機に乗ってマイルを貯めることも可能です。しかし世の中にはほとんど飛行機に乗らずに大量のマイルを貯めている方もいます。
そういう方は陸マイラーと呼ばれています。僕もマイル初心者の頃は陸マイラーで、飛行機にはあまり乗らずにマイルを貯めていました。
この記事では僕が実際に飛行機に乗らずにマイルを貯めたノウハウを公開していますので、興味のある方はぜひ真似していただければと思います。
【ステップ1】まずはANAマイルかJALマイルか選択する
まずは「ANAマイル」か「JALマイル」か、どっちの航空会社のマイルを貯めるのかをご自身で決めていただきます。両方のマイルを貯めることも出来なくはないですが、あまり効率はよくないので最初はどちらか1つを選択することをオススメします。
ちなみに僕はANAマイルからマイラーデビューしました。
ANAマイルのメリット
「私はJALが好き!」っていう方でなければ、迷ったらANAマイルから始めてみるのが良いかと思います。
ANAマイルはポイントサイトからの交換レートが81%と優秀であることや、クレジットカードの還元率が1%以上だったりと、非常に高レートでの交換が可能なことが特徴です。
陸マイラーはポイントサイトやクレジットカードからマイルへの交換がメインになるので、この辺りは侮れません。
デメリットとしては、アメックス系のクレジットカードからANAマイルに交換する際に、年間で5000~6000円程度の手数料が必要なことです。
しかしそれを差し引いても、マイル初心者の方はANAマイルの方が貯めやすくてオススメします。
JALマイルのメリット
貯めやすさではANAマイルに劣る面はありますが、JALマイルの特徴は何といってもマイルを使うときの利便性です。ANAマイルだと使用できない日や便があるのに対して、JALマイルは原則365日いつでも使用が可能です。
JALマイルの特徴としては、国内線の片道のマイル数(通常期)を比較したときに、JALは片道7500マイルですが、ANAは片道9000マイルと、JALマイルの方が低額でフライトできです。片道1500マイル(往復だと3000マイル)の差は大きいですね。
多くのマイラーさんから「JALマイルが貯めにくい」と言われている理由としては、ポイントサイトからの交換レートが良くない(通常時で52%)ことや、クレジットカードの還元率が良くない(基本は0.5%)ことが挙げられます。
この辺りの対処法はこのあと解説をしています。
魔法使い的にマイル初心者へオススメの航空会社
さきほどのお伝えしたように、僕はANAマイルからデビューをして今でも国内ではANAをメインに貯めています。
普通に生活しているだけでも充分に貯まりやすいので、徐々にマイルが貯まっていく過程を楽しめるのが嬉しいですね。
無駄な買い物をしなくても、普段の生活の中(ネットショップ、コンビニ、薬局、スーパー、ガソリンスタンド、ホテル)で支払い方法を少し意識するだけで2%~20%のマイルが還元されるんです。
【ステップ2】日常生活でマイルを貯めるためにクレジットカードを作る
マイルを積極的に貯めるには、クレジットカードが使えるお店では基本的に全部カード決済をすることが大切です。なので、自分の生活にいちばん適した(還元率の高い)カードを作っておかないと損をしてしまいます。
僕が各航空会社のマイルを貯めるために使っているクレジットカードを紹介します。
ANAマイルを貯めたい人は
ANAマイルを貯めるなら絶対に持っておくべきなのは、このソラチカカードです。
ソラチカカードは決して買い物をしたときのポイント還元が優秀なわけではありません。僕はソラチカカードで買い物に使ったことはほとんどありません。
実はこのカードのポイント制度を利用することで、ポイントサイトのポイントを高レートでANAマイルに交換することができるのです。ANAマイラーは御用達のカードで、まずはこのカードを作ることから始めましょう。
買い物用のカードなら「アメックスゴールド」と「SPGアメックス」がオススメです。
アメックスゴールドは入会時のキャンペーンで大量のマイルが貰えたり、普段使いでもポイントが貯まりやすいのでANAマイラーなら必須のカードです。
詳しくはこちらをご覧ください。
「SPGアメックス」もマイラーには御用達のカードです。20000ptが25000マイルになるという特典があるので(ANAでもJALでもOK)効率的にマイルが貯められます。
アメックス系の特徴としては「マイルが貯まりやすい」だけでなく「旅行系の特典が強い」という点です。
実際にマイルを使って旅行をするときの旅行系の特典が多く付帯されているのでオススメです。
ANA系のVISAカードでもそれなりにマイルは貯まりますが、マイルを使って旅行へ行くときの強みはあまりありません。ANAマイラーの方は「ソラチカカード」と「アメックスゴールドorSPGアメックス」の2枚があれば良いでしょう。
JALマイルを貯めたい人は
JALマイルを貯めるなら「JALカード」にショッピングマイル・プレミア(年間3240円)のサービスを付帯することで1%のマイル還元が可能になります。この方法以外に1%のJALマイル還元ができるカードはほとんどありません。
しかしこの方法だとマイルは貯まりますが、実際にマイルを使って旅行をするときの特典に魅力がありません。
貯めるマイルを効率的に使うことを考えると、JALマイラーには「JALカード」よりも「SPGアメックス」をオススメしています。
マイル交換時にボーナスマイルがもらえたり、海外旅行に自動で保険が適用されたりと便利なカードです。
SPGアメックスはANAにもJALにも使えるので、どちらのマイラーにも対応可能な非常に人気な1枚です。
ちなみに僕もJALマイルを貯めるときはSPGアメックスを使っています。※メインはANAマイルです
【ステップ3】利用するポイントサイトを選択する
1年の間に10万マイルを貯めるなら、ポイントサイトを上手に利用することが条件になります。
ANAマイルとJALマイルでは使うポイントサイトが異なるので、僕のまとめたポイントサイトの特徴を参考にして検討いただければと思います。
ANAマイルを貯めたい人は
ANAマイラーは「ポイントタウン」と「Gポイント」の登録がオススメです。
「ポイントタウン」は楽天等のネットショッピングでポイントが貯まります。
「Gポイント」はポイントからマイルへ交換するときの中継役として大活躍する、マイラーには必須のポイントサイトです。
JALマイルを貯めたい人は
JALマイラーには「モッピー」の登録がオススメです。
「モッピー」は亭規定に、JALマイルへの交換キャンペーンを行います。ポイントからマイルへの交換が80〜90%での還元ということで、他のポイントサイトでは類を見ない最強のキャンペーンです。登録しておくことをオススメします。
【ステップ4】マイル会員になるためにアカウントを作る
忘れてはいけないのが、ポイントサイトやクレジットカードでポイントを貯めても肝心の空港会社のアカウントが無ければいつまで経ってもマイルを貯めることができません。
ANAやJALのマイル用のアカウントを作って、そこにマイルを貯めたり、マイルを使って飛行機に乗ったりします。
ANAマイレージクラブ会員になるには
ANAマイレージクラブ会員になるには、ANAマイレージクラブカードの中からお好きなカードを選んで入会する流れになります。
クレジット機能の有無やデビット機能の有無、ICカード機能の有無など、多くのカードからお好きなものを選択します。※原則は会費は無料ですが、カードの種類により発行手数料・入会金がかかる場合もある
入会すると「お客様番号」と「10桁のパスワード」が発行されますので、それを使ってANAのサイトからログインすることができます。
新規入会はインターネットから可能です。アカウントを作っておくと便利なので、まだ未登録の方は早めに登録しておきましょう。
本サイトから「マイ友プログラム」という紹介サービスを使って登録をすると、あなたにボーナスマイルをプレゼントすることができます。
年会費無料のカードでも100マイルがGETできますので、良かったらご利用ください。※最大で5500マイル
画面が下記の画像のようにANAのHPに移動しますので、オレンジ色の「登録用ページ」をクリックします。
【手順.2】紹介者情報を入力
オレンジ色の「登録用ページ」をクリックすると、紹介者情報を入力する項目が表示されます。
今回は私からの紹介という形になりますので、下記の内容の入力が必要です。
紹介者氏名:サカイ シュウ
紹介者番号:00040314
さきほど説明したボーナスマイルをしっかりと獲得するためには、必ず紹介者情報(僕の情報)と申込者情報(あなたの情報)をANA宛てに通知する必要があります。ご注意ください。
JALマイレージバンク会員になるには
JALマイレージバンクに新規入会するのも、ANAマイレージクラブ会員と基本的には同じです。
様々な種類のJALカードの中からお好きなカードを選んで作成すると、「お得意様番号」と「6桁のパスワード」が発行されます。
カードにはクレジット機能の有無やデビット機能の有無、ICカード機能の有無によって発行手数料・入会金がかかる場合もありますが、原則は会費も無料です。
ログインも新規入会もインターネット上から利用可能です。
【検証】マイル初心者が年間10万マイルを目指すには
1年の間に10万マイルを貯めると聞くと、とても難しそうと感じるかもしれません。
ただ実際にはこれまでと同じ生活を続けながら、クレジットカードとポイントサイトを徹底的にを使うことで、誰だって10万マイル(国内なら5~6往復)程度なら充分に可能です。
意識することをまとめると、大きく2つです。
1つはクレジットカードの活用です。
普段の生活の中(コンビニ、薬局、スーパー、ガソリンスタンド、ホテル)でカードが使えるお店なら全てカード決済をするくらいの気持ちでいましょう。マイルのために無駄に何か購入したり、必要以上の購入も不要です。
そしてもう1つは「ポイントサイト」の徹底利用です。
つまり実店舗とは別に楽天やYahoo!ショッピングでの買い物を増やすことです。
たとえば楽天カードを使って楽天で買い物をすると「クレジットカードのポイント」+「ポイントサイトのポイント」+「楽天ポイント」と1度の買い物で3種類のポイントが獲得できます。少なく見積もっても3%~5%はポイントが貯まります。
可能な範囲で構わないので、普段から食料品や日用品等も楽天やYahoo等のネットショッピングを活用することを意識してください。
実際に僕も可能な限りネットショップで優先的に購入することを心がけています。地元のドラッグストアを使うことはあまりなく、日用品のシャンプー、洗剤、柔軟剤、ティッシュ、コンタクト用品、化粧水、石鹸、サプリメントなんかは全部ネットで購入します。
そこで、クレジットカードやポイントサイトを使うと具体的にどのくらいの差があるかを説明しましょう。
例えばこれです。楽天で売られているコンタクトレンズです。いまは処方箋なしでも買えます。
これは8箱の値段なので価格が22052円と高額ですが、ポイント10倍です。
つまり、クレジットカードのポイントが220pt
ポイントサイトのポイントが220pt
楽天ポイントが2200pt
全部で12%のポイントが獲得できます。もし普通に現金で購入していたらポイントはゼロです。これってめちゃくちゃくお得じゃないですか?
僕はコンタクトの洗浄液もネットで購入していますが
こんな感じです。5210円から同じように12%のポイントが付与されます。
ちなみに12%というのは、ANAマイルで計算すると6.81%の還元になります。
【まとめ】マイル初心者にオススメのマイルの貯め方
年間で10万マイルを貯めるために最初にすべきことは、ANAかJALかを決めることです。
両方とも貯めるのは効率がよくないのでオススメしません。マイル初心者が貯めやすいのは間違いなくANAマイルです。
それからクレジットカードを申込みします。
ANAマイラーなら「ソラチカカード」と「アメックスゴールドorSPGアメックス」の2枚が必須です。
そしてJALマイラーにオススメしたいのは「SPGアメックス」です。ポーナスマイルが貰えてお得です。
活用すべきポイントサイトは、ANAマイラーには「ポイントタウン」と「Gポイント」を、JALマイラーには「モッピー」をオススメします。
あとは日常生活での買い物で上記のクレジットカードと、ポイントサイトを活用していけば、年間に10万マイルなら充分に貯めることができます。
わざわざ100つ以上もあるポイントサイトを徘徊したり、無駄に何枚もクレジットカードを作る必要はありません。マイルのために余計な買い物や不要な出費を増やす必要もありません。
これまでと同じ生活をするなかで、10万マイルが貯まるようになります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。