ANAアメックスゴールドのマイル還元率をマリオットアメックス、ANA VISAワイドゴールド、ダイナースと比較!年会費の費用対効果も!
マイルを貯めるためのクレジットカードを選ぶとき、どのカードにしようかなと考えるとき、その選択する基準となるのが「マイル還元率」だと思います。
「100円で何マイルが貯まるのか」というのは非常に重要で、100円で1マイルと、100円で2マイルではマイルの貯まり方は単純計算で2倍違います。
ある程度のマイルリテラシーのある方であれば「ANAマイルなら、ANAアメックスゴールドが定番で間違いないでしょ?」と思う方も多いと思います。
この記事では、改めてANAアメックスゴールドとその他のANA系のカードとのマイル還元率と、年会費との費用対効果の比較しています。
ANAアメックスゴールドのマイル還元率
まずはANAアメックスゴールドで買い物したときのマイル還元率について解説していきます。
- 普通に買い物したとき
- ANAの航空券を購入したとき
- ANAの提携店で買い物したとき
ANAアメックスゴールドの場合は、この3つで還元率が異なります。
通常の買い物の還元率
ANAアメックスゴールドで、一般の加盟店でお買い物をした場合は、100円で1マイルが貯まります。つまり還元率は1%です。
ポイント計算は税込みでの計算なので端数が無駄になりません。95円の買い物だとしたら税込みで100円を超えるので、1マイルが獲得できます。
ANA航空券の還元率
ANAの航空券を購入した場合は、結論からいうとマイル還元率は3%になります。
少し複雑ですが、
- 通常の買い物として100円で1マイル
- ANAの航空券だとプラスで200円で2マイルが貰える
- ANAカードマイルプラス特典で+1%が貰える
という3つの特典の合計で3%の還元率になっています。
航空券の購入でANAマイルが3%も貯まるカードはかなり貴重なので、そういう部分からでもANAアメックスゴールド優秀なカードです。
※ANA航空券だけではなくて、ANA内の機内販売も同様に3%になります。
※JALの航空券の購入は、一般加盟店の扱いなので1%の還元率です。
ANA提携店での還元率
ANAと提携しているお店で買い物をすると、ANAカードマイルプラス特典で100円で1マイル、あるいは200円で1マイルが貰えます。
なので、1.5%~2%のマイル還元率になります。
セブンイレブン、マツモトキヨシ、スターバックス、bills、高島屋、大丸、松坂屋、阪神百貨店、阪急百貨店、エネオス、ヤマダ電機、各種タクシー会社、など。
詳しい内容はANAの公式サイトからチェックしてみてくださいね。
ANAアメックスポイントの有効期限
ANAアメックスゴールド(というかアメックス系カードは)は、マイルが直接貯まるわけではなくて、一旦ANAアメックスのポイントが貯まります。それを自分の好きなタイミングでANAへ交換することができます。
ANAアメックスのポイントのまま余裕していれば、有効期限は無期限です。ANAマイルへ交換をすると、3年という有効期限があります。
※ANAアメックスゴールドは、ANAマイルへの交換手数料は不要です。
フライトマイル制度が+25%でお得
ANAにはフライトの距離に応じてマイルが貰える「フライトマイル」という制度があります。
フライトマイル = ご搭乗の区間基本マイレージ × 運賃種別ごとの積算率
で計算されて、ANAの飛行機に乗れば原則として誰でも貰えるマイルなのですが、ANA系のゴールドカードでフライトを予約するとこのフライトマイルが通常より+25%でマイルが貰えます。
ANAアメックスゴールドの年会費
ANAアメックスゴールドの年会費は31000円(税抜)です。
ゴールド系の年会費としては平均的な金額ですので、年間と通してどのくらいANAの航空券を購入するかがANAアメックスゴールドを保有するべきかどうかの判断基準になります。
正直なところ、年間に1~2回程度しか乗らないのであれば、わざわざ保有する必要もないかと思います。
では、ANAアメックスゴールド以外のカードはどうでしょうか。
ANAマイルが貯まるカードは他にもありますので、代表的なクレジットカードのマイル還元率を比較していきますね。
マリオットアメックスプレミアム
マリオットアメックスはANAだけじゃなくて各航空会社のマイルに対応していたり、ホテル系に強いカードです。個人的に僕も保有していてめちゃくちゃオススメのカードです。
通常時のマイル還元率
通常の買い物は1%の還元率です。
ANA利用の還元率
ANA系のカードというわけではないので、加算対象はなし。1%のまま。
ただし、(ANA、JAL、その他のマイル問わず)20000マイル単位で交換すると、+5000マイルのボーナスマイルが貰えるので、最大のマイル還元率は1.25%になります。
フライトマイル
マリオットアメックスはANA系のカードではないので、フライトマイルの加算対象はなし。
ANAマイル交換上限
特になし。好きなだけ。
ポイントの有効期限
マリオットアメックスのポイントの有効期限は「最後にポイントを獲得した日から2年間」となっています。
つまり、マリオットアメックスプレミアムで買い物をしていれば実質的には無期限ということです。
年会費
税込で49500円です。
マリオットアメックスの詳しくはこちら。
ANA VISAワイドゴールド
ANA系でVISAブランドを併せ持つカードです。
通常時のマイル還元率
通常の買い物は1%のマイル還元率ですが、一定の条件を満たせば1.65%まで上げることができます。
ただし、支払いをリボ払いに変更するなどの条件もあるので、地味に面倒ですからオススメはしません。
ANA利用の還元率
ANA利用時は2%になります。
フライトマイル
ANAアメックスゴールドと同様に+25%のフライトマイルのボーナスが貰えます。
ANAマイル交換上限
ありません。
ポイントの有効期限
ありません。
年会費
通常は14000円(税抜き)ですが、WEB明細に切り替えるなどの条件で9500円(税抜き)にANAアメックスゴールドと比較してもかなり安くなっています。
諸条件を満たして還元率と年会費をお得にできれば悪くないカードですが、僕はわざわざ面倒なことしたくないのでANAアメックスゴールドの方が良いと思います。
ANA VISAワイドゴールドの詳しい記事はこちら。
ANA VISA ワイド ゴールドの最新キャンペーンとポイントサイト「2022年2月」お得な特典、年会費、還元率を解説!
ANAダイナース
ANA系のダイナースカードです。
通常時のマイル還元率
通常の買い物は1%のマイル還元率です。
ANA利用の還元率
ANA利用で還元率が2%になります。
フライトマイル
ANAアメックスゴールドと同様に+25%のフライトマイルのボーナスが貰えます。
ANAマイル交換上限
ありません。
ポイントの有効期限
ありません。
年会費
年会費は27000円(税抜き)です。ANAアメックスゴールドよりは少し安い年会費ですが、この程度の差なら「ANA航空券の購入で還元率3%」という特徴のあるANAアメックスゴールドが強い気がします。
ANAダイナースの「2022年2月」入会キャンペーンは9.8万マイル!最もお得な申込方法と特典を紹介!プレミアムの申込方法も?
アメックスゴールド
ANAアメックスゴールドではなく、プロパーのアメックスゴールドとの比較します。
通常時のマイル還元率
通常の買い物は1%のマイル還元率です。
ANA利用の還元率
ANA系のカードというわけではないので、加算対象はなし。1%のまま。
フライトマイル
ANA系のカードというわけではないので、フライトマイルの加算対象はなし。
ANAマイル交換上限
年間で4万マイルまで交換が可能。
ポイントの有効期限
一定の条件で有効期限は無期限にできます。
年会費
29000円(税抜き)です。アメックス側のタイミングで年会費無料のキャンペーンがときどき実施されることがあるのが特徴。
アメックスゴールドは私も以前に使っていて(いまはプラチナに変更)素晴らしいカードですが、ANAマイルの貯めやすさでいえばANAアメックスゴールドの方が間違いなく優秀です。
まとめ
ANAアメックスゴールドを始めとして、その他のANAマイルに強いカードのマイル還元率について比較してきました。
あらためてANAアメックスゴールドはANA航空券の購入で3%の還元率になることと、フライトマイルが+25%で獲得できるのが特徴です。年会費との費用対効果でもANAアメックスゴールドがベストな選択だと思います。
ANA VISAワイドゴールドの年会費の安さが気になる方はマイル還元率を最大化するリボ払い等の条件に挑戦してもいいと思いますが、けっこう面倒だと思うのでそこはお任せします。僕はオススメしないです。
仕事や遊びで年に数回は飛行機に乗るような暮らしをしていて、ANAマイルを貯めたい方であればANAアメックスゴールドは年会費以上の活躍をしてくれるカードだと思います。
ANAアメックスゴールドを作成するときは、最新のキャンペーンやお得になる入会条件をこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございます。