CAさんとお客さんの機内の出会いや恋愛ってあるの?連絡先を渡すタイミングは?CAの理想の男性は?
飛行機に乗ると、優しい笑顔でおもてなしをしてくれるCAさん。
飛行機に乗れば必ず出会うことができるCAさんですが、プライベートでも親しくなってみたい、と思ったことはありませんか?
今回の記事では、現役国際線客室乗務員(キャビンアテンダント、CA)さんに、お客さんとの出会いについて色々聞いてみました。
CAさんとお話ししたい!お付き合いしてみたい!という方は、ぜひ、この記事を読んでみてください!
目次
機内での出会いの実態は?
「お客さんから連絡先をもらったりすることはあるの?」
他の業界で働いている友人に会うと、必ず聞かれる質問です。
実際、連絡先をいただくことはよくあります。
やはり、エコノミークラスよりは、ビジネスクラスを担当している日の方がいただくことは多いです。
というのも、エコノミークラスでは4.5人のCAで100人以上のお客様にサービスをしているので、一人一人のお客様との接点はかなり少なくなってしまいます。
ビジネスクラスであれば、CAはそれぞれ担当の区分を持ち、多くても10人程度のお客様にサービスをするので、接点も多く、お互い印象にも残りやすくなります。
また、航空会社をよく利用されていてステータスを持っているようなお客様とは親しくなりやすいです。
そういったお客様はフライトパターンなど内情にも詳しい人が多く、気さくに話しかけてくださったりします。
実は、CAは多頻度旅客に関する、サービスに必要な情報(会社名や役職、生年月日、機内での過ごされ方、食の好み等)を事前に確認しています。
つまり、相手の人となりがある程度分かっているので、街中のナンパとは違って連絡もしやすくなります。
航空会社の客室乗務職は、まだまだ女社会です。
素敵なお客様がいらっしゃったら、CA間で話題になることも勿論ございます。
フライト中の、普段なかなか知り合うことのないような様々な職種の方との出会いは、客室乗務員の仕事の魅力の一つでもあると感じています。
CAの恋愛事情
「お客さんと付き合ったりすることはあるの?」
こちらもよく聞かれる質問です。
連絡先を交換した後、恋愛関係に発展して上手くいっているというお話は、なくはありませんが少ない気がします。
CAの仕事は時に不規則でハードです。
カレンダー通りの多くの会社員とは異なり、シフト制のようなものなので、基本的に月末まで翌月のスケジュールが確定しません。
また、直前になってフライトが変更になり、勤務時間が大幅に前後することもよくあります。
加えて時差もあり、コンスタントに連絡がとりづらいということもあります。
連絡先を交換できても、予定が合わずデートの日程変更を重ねていくうちに、いつの間にか疎遠になってしまうようなことがよくあります。
さらに、CAの仕事は時に昼夜逆転で体力勝負です。
フライトでイレギュラーな出来事があったり、怖い先輩と同乗したりで、疲労困憊でお休みの日を迎えると、ゆっくり身体を休めたいのにデートなんて行っていられない、と考えてしまうこともあります。
機内での連絡先の渡し方5選!
それではまず、今までに経験をした、またはお話を聞いたことのある連絡先の交換方法をご紹介します。
ぜひ実践してみていただけたら嬉しいです!
機内販売時はチャンス
お食事サービスの後には、免税品を販売する機内販売サービスがあります。
これといった理由なくCAに話しかけるのは難しい、という方は、機内販売時が会話をする良いきっかけになるかもしれません。
人気のある商品は?お土産にオススメの商品は?等尋ねていただければ、(売り上げにしたいですし)丁寧に説明いたします。
サービスが落ち着いているタイミングなので、一対一でゆっくりお話できるはずです。
機内販売中に仲良くなり、最後にはお客様から、連絡先とともにオススメした商品を購入してプレゼントしてくださった!なんていう羨ましいお話を聞いたこともあります。
機内販売がきっかけになる可能性、十分ありますよね。
タイミングを見計らい、ギャレーに
周りのお客様の目を気にせず、長時間会話をするならギャレーがオススメです。
サービスのない時間は、CAもギャレーに集まってドリンクを飲みながらお喋りをしていることもあります。
機内サービスは、基本的に離陸後と着陸前に行います。
つまり、サービス中とサービスの前後(30分〜1時間くらい)は、CAは業務に追われていることが多いです。
フライトの中盤、機内がライトダウンされギャレーからも物音がしなくなったタイミングにギャレーにいらしてみてください。
ちょうどそこに暇そうなCAがいたら、会話が盛り上がるかもしれません。
突然ギャレーにやってくるというのも恥ずかしければ、何かドリンクを貰いに行くか、ギャレー近くのお手洗いに立つついでに行くのはいかがでしょうか。
サービス中にきっかけを
お食事サービスの最中は、やはりCAも忙しく、なかなか会話は弾まないと思います。
ですが、このサービス中は、短くとも確実に接点がある時間でもありますよね。
ここで、ゆっくりお話はできなくても、プラスアルファの一言を伝えてくださったお客様と、その後のフライト時間を通して親しくなれたことがあります。
お食事配布時にミールのおすすめを聞いたり、回収時にミールの感想を伝えたり、というちょっとした一言をくださったことがきっかけで、その後はお互い気軽に話しかけやすくなりました。
帰り際にさりげなく
一番王道なパターンだと思います。
着陸後、飛行機から降機する際に連絡先を手渡すという方法です。
お客様が降機するタイミングでは、CAは後ろのギャレー付近に1人か2人はいますし、出口までの間でも何人かお見送りをしています。
渡し逃げのような感じになり、その後に顔を合わせることもないので、気まずくなったり恥ずかしくなったりする心配がないのだと思います。
また、CAとしても、無事に着陸し安心しているところなので受け入れやすいかもしれません。
ボールペンと共に
機内では、入国に必要な書類をお配りすることがあります。
その際にお客様から、「何か書くものを貸してください」と声を掛けられ、ボールペンをお渡ししました。
そして、ボールペンを返していただいたときに、同時にサービスのお礼と連絡先を書かれたメモをいただいたことがあります。
とてもさりげなく、スマートだな、と思いました。
CAの理想の男性?
いかがでしたでしょうか?
機内でCAと個人的な会話をしたり、連絡先の交換をするのはそれ程難しくなさそうではありませんか?
ところで、CAはまだまだ女社会です。
社内での出会いは少ないので、フライト中に男性から声をかけてもらえたり、連絡先を渡してもらえたら嬉しいものです。
とはいえ勿論、誰でも良いという訳ではございません。
次に、CAに受けそうな男の人の特徴をお伝えします!
マナー
清潔感、礼儀等、人として最低限のマナーでしょうか。
機内に関わらず、初めましての出会いでは第一印象が重要ですよね。
紳士的
ジェントルマンに好感を持たないCAはいないでしょう。
特に忙しい時、CA側の視点で、協力的なお客様にはとても好感を持ち印象に強く残ります。
小さなことですが、飲み物や食事を渡す時に、目を見て「ありがとう」と言ってくださるお客様も印象が良いです。
プライベートでも、レディファーストを実践してくれる男性は素敵ですよね。
渡すものに気を遣う
渡す名刺やメモは綺麗なものにしましょう。
持ち物や字が綺麗な方は、何事もきちんとされているのだろうなと思います。
印象が良いのは勿論ですが、あまりに適当なものだと、文字が読みづらかったり、ご不要なゴミだと勘違いしてしまったりするリスクもあります。
実際、以前に渡された連絡先のメモのアルファベットが乱雑すぎて読めず、連絡しようと思ったのですが断念したことがあります。
CA好きは隠す
機内に拘らず、合コンや婚活パーティーなどへ行くと皆言っていることなのですが、CAは、「CA好き」な男性は嫌だと思っていることが多いです。
CA全員に手当たり次第に声をかける方や、会話どころか何の接点もない方に連絡先を渡されると、あまり良い気分ではありません。
逆に、好きでやっている接客業ですので、気の利いたサービスが良かったとか、お話をして楽しかったとか、笑顔が素敵だったとか、内面や自分だけの魅力に触れていただけると本当に嬉しく思います。
職業だけで評価されるのが嫌なのは男性も同じではないでしょうか。
CAは、昔からあるドラマなどの影響もあり、社会的イメージを持たれやすい職業なので、人一倍敏感なのかもしれません。
機内で素敵なCAに出会ったら、なんでも良いので惹かれた理由を伝えるようにしてみてください。
また、正直なところCAなら誰でも良い、という気持ちであったとしても、その気持ちは上手く隠してアタックするのが吉です!
機内での素敵なお客様
CAが好む男性像をお伝えしましたがいかがでしたか?
次はもう一歩踏み込んで、実際に機内で出会うと素敵だなと思う、紳士的なお客様の振る舞いについてお伝えします。
勿論、お金を払いお客様として乗る飛行機で、ここまで気を使う必要は全くございません。
気楽にくつろいでくださるのが一番だと思います。
あくまで、CAに特別良く思われたい、という場合に実践してみていただけたらと思います。
手荷物収納
手荷物収納時は、その人のジェントルマン具合が分かりやすい瞬間です。
搭乗中に手荷物を収納する際、通路を塞いで他のお客様の妨げにならないように配慮しながら手際良く収納したり、他のお客様が手こずっていたら手伝ってあげている方は、もれなく素敵だなと思ってしまいます。
また、CAが重たい荷物を上の棚に上げようとしているのを、さりげなくサポートして下さる方は、本当に有難いです。
逆に、重い手荷物を収納せずにCAに手渡ししてくるお客様もいらっしゃいます。
サービス業従事者としてのお仕事、もちろん収納させていただきますが、どちらが男性として印象が良いかは明らかですよね!
いつでも良いので
飲み物やアメニティを頼む時に、「急がなくて良いよ」「お手すきで〜してもらえますか?」等と前置きしてお願いをしてくださるお客様。
とても素敵だなと思いますし、忙しいときには特に有難いです。
CAはサービスよりも安全を優先して、順位をつけて作業しているので、すぐには対応できないことも多いのです。
逆にちょっとした事でカリカリしていたり、こだわりがあまりにも強いようなお客様。
実際、乗り慣れている日本人のビジネスマンなどにも多いのですが、正直サービスをするのは大変で疲れてしまいます。
そのような中で、優しい一言を加えて下さるおおらかなお客様は、CA間で良い客様認定をされ話題になったりもしますし、印象にも強く残ります。
テーブルを自分で出す
お食事サービス中、カートが近づいているのを察知して、こちらがご案内する前にテーブルを用意されているお客様。
忙しいサービス中にそのような配慮をしてくださると、気遣いのできる方だな、育ちの良さそうな方だな、と魅力的に見えます。
その他には、奥のお客様の配布物や回収物を受け渡してくださったり、回収物を綺麗に返してくださったりでしょうか。
ちなみに、ミールトレー上の回収物は、気を利かせて重ねすぎてしまっても、カートに入らなくなってしまいます。
配布時の状態で綺麗に返却してくださると一番有難いです。
どっちでも良いよ
実は機内に用意されているお食事には数に限りがあります。
全員分のお食事の数は確保されていますが、お食事は「meat or fish?」とか「和食か洋食か」など選べるようになっています。
飛行機にはお食事の数がお客様の人数に合わせて搭載されていて、選択肢は半々であったり、4:6であったりというように搭載されているので、最後の方に配るお客様は選択肢がなくなってしまっている場合があります。
この、選択肢が偏らないようにお客様に配布していくのが、かなり大変なのです。
客層によってどちらかの選択肢に人気が偏ることも多く、CAは人気のない方のメニューの内容を魅力的に説明したりして上手く配布できるように頑張っています。
そんな時に、「どっちでも良いです」「おすすめの方ください」と言って下さるお客様は、もはや神様です。
お付き合いをしたら、レストランで私の好きなものを2つ注文してシェアしてくれたりするのかな、なんて妄想してしまいます!
語学堪能
飛行機には、行き先によって、英語も日本語も話さないお客様も利用されています。
そして、意思の疎通ができず、困ってしまうこともあるのです。
そんな中、語学堪能でさりげなく通訳をして下さるお客様がいらっしゃると、本当に救世主です。
語学堪能な方って、男女問わず尊敬してしまいますし、魅力的ではありませんか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、飛行機内での出会いについて、現役の客室乗務員さんに書いていただきました。
機内の出会いはあるが、その後の発展は本人次第、というところでしょうか。
とはいえ、この記事の情報を知っての行動と知らずの行動とでは、結果も違ってきそうです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。