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ANA-SFC取得修行の最安で最速のオススメルートはやっぱり沖縄?三角飛び?「コロナ版」徹底ガイド!

2020年にSFC(スーパーフライヤーズカード)修行をして、ANAの上級会員であるプラチナを目指そうと考えている人に、2020年おすすめの修行ルートを紹介します。

価格重視・日程重視などいくつかの視点に分けて紹介するので、SFC修行を考えている人はぜひ参考にしてください。

ただし、2020年5月現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って多くの国内線・国際線が運休・減便となっているので注意してください。

さらに2020年6月末まで新型コロナウイルス拡大に伴う救済措置として「プレミアム・ポイントの2倍付与」をANAが独自に行っておりますが、本ガイドでは、その点は加味しておりません。

SFC修行の概要とプレミアム・ポイント

プレミアム・ポイントを稼ぐ

ANAの上級会員であるSFCになるためには、ANAの独自ポイントであるプレミアム・ポイントを貯めなければいけません。
SFCになることで受けることができる特典については以下のリンクを参照ください。

SFC修行ってよく聞くけど何なの?プレミアムポイント獲得で手に入るANA上級会員の魅力とは?

SFCの獲得をするためにはプレミアム・ポイントを50,000ポイント貯め、ANAのプラチナステータスとなり、ステータス獲得後、専用の用紙で申し込みをします。

このプラチナになるために必要なプレミアム・ポイントの稼ぎ方がSFC修行では非常に重要になります。

重要なPP単価

SFC修行をするのに重要になる数値が「PP(プラチナポイント)単価」です。


SFC修行を考えている人がすべての基本にしている数値で、1PPを稼ぐのにいくらかかるかが大きな指標になります。

修行ルートや航空券を探すときにもこのPP単価にこだわって探していくことになります。

一般的に1PP=8円前後であれば優秀であり、これよりも安ければかなり優秀。逆に10円以上かかるのであれば単価が悪いとされます。

50,000PPを稼ぐには。PP単価が8円であっても40万円、10円だと50万円かかる計算になります。上手に修行ルートを組むことで、修行にかかるコストを下げることができます。

プレミアム・ポイントの計算方法

SFC修行をするには、いきなり飛行機を予約してはいけません。

まずは、じっくりと計画を立てて、計算をして行く必要があります。お金が無限にある人は、どんどん飛行機に乗ればよいのですが、SFC修行では、できるだけ費用をかけないようにして、50,000PPを稼ぎます

そこには、パソコンとANAのホームページと向き合いながらデータの収集をして、分析することが大切になります。

まず、プレミアム・ポイントのルールを知りましょう。プレミアム・ポイントは、マイルとは全く別に付与されるものであり、計算式も異なります。

プレミアム・ポイントは

「(区間基本マイレージ×予約クラス×路線倍率)+搭乗ポイント

で決定されます。予約クラスは、国内線のプレミアムクラスや国際線のファーストクラス、ビジネスクラスに乗るとアップします。

一方で大幅な割引運賃やパックツアーなどで利用される包括運賃ではとても小さくなります。(一部の運賃では付かないケースもあります。)

路線倍率は国内線だと2倍に、国際線もアジアとオセアニア路線は1.5倍になります。この予約クラスと路線倍率は後に計算するときに非常に大切になります。

搭乗ポイントも航空券の種類によって400ポイントまたは200ポイントが加算されます。

プレミアム・ポイント単価を計算する

SFC修行において一番大変で、手間のかかる作業がプレミアム・ポイント単価の計算です。

これは「価格÷獲得プラチナポイント」ではじき出す数字で、この数字が小さければ小さいほど、安価にSFCを獲得することができます。
そしてプレミアム・ポイント単価の高い路線を見つけます。例えば、東京(羽田空港)と那覇空港で計算すると以下の表になります。

運賃種別 獲得プラチナポイント 価格(2020年夏) プラチナポイント単価
スーパーバリュー75 1,476PP 8,800円 5.9PP /円
スーパーバリュープレミアム28 2,860PP 37,710円 13.1 PP/円
プレミアム株主優待 2,860PP 31,340円 10.9PP/円

搭乗日の355日前から発売されるスーパーバリュー75のプレミアム・ポイント単価が一番小さいです。

片道で得ることができるプラチナポイントは、1,476PPのため、50,000PPを獲得するには

50,000÷1,476=33.8

沖縄を17往復で50,000PPを達成です。ただし、東京と那覇は距離があるため、1日に2往復程度です。そうなると9日間は修行のために日程を用意しなければいけません。
SFC修行にかかる金額は、最低の価格で全ての搭乗券を抑えることができれば、約30万円ほどになります。

一方でANAの上級クラスであるプレミアムクラスを使うスーパーバリュープレミアム28だと単価は高くなるものの

50,000÷2,860=17.4 つまり9往復で済みます。

フルにスケジュールを詰め込めば5日間で完了でき、しかもプレミアクラスなので座席が広く、快適に修行をすることができます。

ただし、人気の運賃のため、最低価格で購入することができるのは少なく片道37,000円程度が相場になっています。

この価格で9往復すると約67万円ほどかかります。

2020年おすすめの修行ルートは

1.羽田-那覇

さきほどの例でも紹介しましたが、羽田-那覇線が2020年のSFC修行でも平均してPP単価が低く、最も安く修行できるルートと言えます。

スーパーバリューは残席によって価格が変動しますが、それでも1万円前後で購入することができるので1PPあたり6.8円となり安く修行が可能のルートです。

羽田-那覇線は便数が多く、乗継に余裕を持っても1日2往復することができます。

合計で10時間以上の搭乗で、しかも同じルートを往復することになりますが、まさに「修行」の名前にふさわしいルートになります。

2.日本各地-那覇

次のおすすめのルートが、日本各地から沖縄(那覇)に向かう路線です。羽田発でなくてもPP単価の良い路線があります。代表的な路線を下にまとめました。

区間 運賃種別 価格(2020年夏) プラチナポイント単価
関西-那覇 1,108PP 8,660円 7.8PP /円
中部-那覇 1,213PP 11,760円 9.7 PP/円
新千歳-那覇 2,095PP 24,090円 11.5 PP/円

関西と那覇を結ぶ路線はかなり単価がよく、SFC修行の路線としてよく登場する「新千歳-那覇」もPP単価は悪くありません。

しかもこれらの路線を組み合わせれば

・羽田→那覇→新千歳→羽田

というような三角飛び

・羽田→那覇→関西→那覇→羽田

のような単純な往復にはならない路線の組み方が可能です。

東京以外に住んでいる人は、近い空港から那覇へ飛んでというルートの組み方も可能になります。

3.SINタッチ

SFC修行のルートについて調べていくと必ずと言ってよいほど紹介されているのが「SINタッチ」という言葉です。

SINはシンガポールのチャンギ国際空港を意味する都市コードであり、名前の通りシンガポールまで行って往復をしてきます。シンガポールに滞在する時間が2・3時間であることからこの名前がついています。

このルートの特徴は、航空券の発券をする時に沖縄発東京経由のシンガポール行きにすることで、国際線に1万円の追加で国内線をつけることができる点です。
したがってルートは

日本各地→那覇→羽田→シンガポール→羽田→那覇→日本各地

というルートになります。

赤字の部分が国際線の航空券区間、日本各地から那覇を往復する最初の部分と最後の部分は国内線としてスーパーバリューを使って発券します。

このルート、土日の2日間で完結することができ、1回の修行で前後の国内線を合わせて15,000近いプレミアム・ポイントを獲得することができます。

PP単価はシーズンによって異なりますが、おおむね8円/PPから10円/PPの間に収めることができます。

他にも同じような国際線修行ルートには「BKKタッチ」と呼ばれるバンコクタッチや「SYDタッチ」と言われるシドニー往復ルートがあります。

20時間近く飛行機に乗っていなければいけませんが、一気に稼ぎたいという人にはおすすめの修行ルートです。

4.エアチャイナ・ビジネスクラス(注意あり)

SFC修行は、なにもANAを使うだけではありません。同じ航空連合(スターアライアンス)に所属している航空会社を利用してもプレミアム・ポイントは貯めることができます。

ただし、注意点があってSFCになるための条件である50,000プレミアム・ポイントのうち、25,000プレミアム・ポイントはANAでなければいけないので最大でも25,000プレミアム・ポイントまでしか貯めることができません。

では、数あるスターアライアンスの航空会社の中でもどこがおすすめかというと中国のキャリアである「エアチャイナ」です。

日本にも就航している航空会社ですが、この航空会社を利用して北京経由でヨーロッパや北米、東南アジア方面のビジネスクラスが非常にお得です。

例えば、東京からシンガポールまでビジネスクラスで行くと約10,000 PPを獲得することができ、価格も10万円程度(季節によって変動有)です。

10万円程度で購入することができれば、PP単価も10円程度と悪くない数字になります。しかもビジネスクラスで往復できるので修行というよりは、ゆったりと優雅な旅でSFCを目指すことができます。

まとめ

・2020年のSFC修行ルートで最もお薦めになるのは「羽田-那覇」路線で、この路線はPP単価も7円以下で済ませることができるので修行ルートには組み込みたい。

・日本各地から沖縄に向かう路線も単価が良いので、基本的にSFC修行には沖縄路線の外さないようにするとよい。

・海外路線を組み込む場合には「SINタッチ」や「BKKタッチ」などが有名で、比較的単価が安い。路線によってはプレミアムエコノミーやビジネスクラスなどを使っても安く修行することができる。

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